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ネット小説のことをちょっと

なんか色々考えちゃったことをつらつらと。
いまほとんどオリジナル創作を書いてない人間なので、語る資格があるかどうかわからないですけども。

「ネットでは絵や漫画に比べて小説って読んで貰えないよね、純粋な読み手なんてほとんどいないよね、特に今の時代はそう」、というような文章を目にしました。
それで思ったことを少し……少しのつもりだったのにめっちゃ長くなった。お許し下さい。


まず、漫画に比べて小説が読まれない、てのはその通りだと思うけれど、そこ「ネットでは」って限定する必要はないと思うの。
紙の本だって、漫画と小説の総発行部数や売れ行きはすごく格差があります。参考にオリコンの週間ランキング見に行ってみましたけど、漫画の1位の売り上げ部数は書籍の1位の軽く20倍くらいでした。

のでまあ、漫画と引き比べて「読んで貰えない……」なんてのはたぶん職業小説家の誰もが思ってることだろうし、ある意味どうしようもない話。漫画に比べて読んで貰えない! って卑屈になっても楽しくないよ。
漫画並みに読んで貰いたいなら、絵の練習をして漫画描いたらいいんじゃないかな。
それでもやっぱり自分は小説を書くのが好きだって思うんだったら、小説って土俵の枠の中でどうするか、を考える方が建設的じゃないかな。

年寄りの実感としていうと、私がサイトを立ち上げた20世紀終わり頃に比べれば、小説の読み手の絶対数はそりゃあもう確実に増えております。そもそもネット人口が段違いだし、オンライン小説、ネット小説という存在の認知度だって、ずいぶん上がった。
まるっきり、「昔に比べたらましなんだぞ」って若者に説教するムカツク年寄りの繰り言でしかないですけどね。時代が悪くなってるかっていうと、そうでもないぞっていう話。
そもそもネットがない時代、ノートに書いたお話を友人に読んでもらう、以上のことをしようと思ったら、雑誌に投稿したりして賞を貰うか、お金を掛けて同人活動をするか、もっと莫大なお金を掛けて自費出版するか、だからね。
時代はむしろ味方だ。若者よ。

読んでもらうための環境も、ずいぶん良くなりました。特にスマートホンやタブレットは、長文テキストを読むデバイスとしては福音だと感じています。PCで読むのと比べても画面が読みやすいし、いつでもどこでも読める。縦書きにできるアプリもたくさんある。素晴らしい。
昔、携帯電話にオンライン小説のダウンロード版を入れて外で読む方法について、色々調べたっけなぁ。


個人サイト文化がすたれてしまって、オリジナルは「小説家になろう」、二次創作は「pixiv」というSNSが主流になり、面白くない、SNSで流行のジャンル以外は顧みられない、という話も聞きます。これも小説に限らず、絵や漫画も同じですよね。(ごめんなさい、創作のイラストや漫画はどのサイトがメジャーなのかはよく知らないです。やっぱりpixivなのかしら)

個人サイトを楽しくやってた人間からすると、画一的になって面白くないな~って気持ちもよく分かるんですけど、この状況、いい面もあると思ってます。
だって個人サイト時代は、ネットにつながるPCがあって、サーバーを借りるとかHTMLを書くとかの、創作とは全く関係ない技術がないと、そもそも「読んでもらえる状況」にすら、なかなか立てなかった。
カオスパラダイスさんという検索サイトさんに「即バック!の条件は?」というアンケートがありましてね。サイトをちょっと見てすぐに「あ、読むのやめよう」ってなるのはどんなサイトですか? っていうアンケートだったんですが、そこにあがる条件の多くが、小説の中身以前の、サイトの作りに関してのものでした。
そういう意見があると知って、そういう条件を潰していく知識が無ければ、読んで貰えずに終わることも多かったってことですよね。

でも投稿SNSだと、見た目の条件はおおむねみんな一緒です。IT技術に詳しい人も、そうでない人も、テキストの中身だけで勝負することが、ずっとしやすくなった。
これって素晴らしいことだと思うのよ。

(手前味噌ですが「小説HTMLの小人さん」をはじめとする支援サイトの活動って、そういうIT技術での格差で入口に立てない、読んで貰えないっていう状況を少しでも改善したくてやっていたことなので、個人的にはこの現状、とても嬉しく思っています。)

小説を書いて発表することのハードルが下がった、上でも書いたけどこれ自体はいいことだと思う。
が、その結果として書き手がものすごく多くなった。その状況下で、読み手が面白い作品を探すのは難しく、ランキング頼りになっている。その結果、投稿サイト内で人気のある書き手、人気のあるジャンルにばかり読み手が集まり、主流から外れた作品は注目されにくい。
これも昔からあることだとは思うけど、SNS文化になって加速した感はあります。

じゃあ、どうするかっていうと、ウケたいならウケる作品を研究してそういう作品を書いてみるしかないと思うし。(あくまでも、ウケたいなら、ね)
主流のSNSにこだわらず、自分の作風が受け入れられる場を探して、そこで発表してみるというのも手。母数が多ければいいってものじゃない。(ないなら作っちゃったっていいんだぜ! 意外と需要があるかもしれませんよ)

それがいやなら、まずは自分が読み手になり、率先して面白い作品を発掘して、これ面白いよって周囲に宣伝していくのも、とってもおすすめです。

これも昔からずーっと言ってることだけど、感想が欲しいひと、読んで欲しいひとは、一生懸命作品を書くべし、読んで貰いやすい環境を整えるべし、照れずに宣伝をするべし、それから、自分が他者の作品を読んで感想を伝えるべし。「好き!素敵!楽しかった!」みたいな、シンプルな言葉でも充分だから。
感想を書いた相手の書き手にレスポンスを貰うためにやるんじゃないんですよ。「あ、感想書いて伝えるのっていいな」、って、相手でも、そのやりとりを目にした誰かでも、思うかもしれないじゃない。そのひとがまた、誰かの作品に感想を寄せるかもしれないじゃない。そうしてまわりまわって、いずれ自分のところに感想が届く――かもしれない。
情けは人のためならず、って諺みたいなもんです。

だから上っ面の感想じゃ意味ない。ほんとにいいなって思った作品だけでいい。感想伝えるのめんどくさいなぁとか恥ずかしいなぁとか思ったときに、「これは巡り巡って自分のためでもあるな」っていう意識を、誰かの作品に感想を寄せる後押しにしてほしいなという話です。


そんなこんな、全然まとまりませんけど、言いたいことをだらだらと書いてみた。

時代に文句を言ったら逆行できるわけじゃなし。
小説を書くことを楽しみたいなら、今の時代の嫌なところを嘆くんじゃなく、いいところを探して、積極的に利用して、自分のペースで楽しんでいけるといいよね。

それでもどうしても不満が大きくてつらいなら、もう思い切って、自分の不満をどうにかするプロジェクトを、どかんと立ち上げてみてもいいんじゃないですか。
技術がない? 大丈夫大丈夫。熱意をもって呼びかければ、技術屋だって寄ってきますよ。なんかやりたいけどネタが無いんだよねって技術畑の人、探せばきっといます。

思えば小説家になろうさんだって、個人のかたがずーっとずーっと努力なさって、小規模な投稿サイトからあそこまで巨大になった。立ち上げのころを覚えているだけに、すごいなぁと感服するばかりです。


実になにが言いたいかわからない駄文になっちまいましたが、ほんのひとかけらでも参考になるものがありましたら、幸いです。
以上、年寄りの繰り言でした。



あ、余談なんですが、ネットや同人誌で作品発表しているアマチュア物書きって、「書くことそのものが好きで喜び、作品にもらう反応は副産物」というタイプの人と、「沢山の人に読んで貰って反応をもらうことこそが喜び」というタイプの人に分かれると思います。(プロ作家でも同じかも)
そして、この違いをお互い理解していないことがときに軋轢を生むことがある……ように思います。特に後者のタイプの人のなかには、前者のタイプの人がいるとは考えたこともないって人が、ときどきいる。
前者のタイプの人にとっては、ここに色々書いたことなんてほとんど全部どうでもいいんですよね。それより自分の書きたいもの、納得いくものが書けたかどうかのほうが重要なんだから。
どっちがいいとか悪いとかそういう話じゃなくて、ただこういう違いがあるんだよというのを意識しておくと、腹を立てたり行き違ったりすることが少し減るんじゃないかな……と、思います。


6/8 22時 追記:コメントにて、二次創作小説の主流は「ハーメルン」では?と教えていただきました。こちらのサイトは存じませんでした。情報ありがとうございます。

ぎりしあ奇譚 第五章草稿

めちゃくちゃ放置中の「ぎりしあ」ですが、一応続きを書く気が無いわけではないんですよ、という……。
覆面作家企画6の文面サンプルも兼ねまして。


「だから妾は言ったのです! 太陽と月を任せるなど、あれらには過分な仕儀だと」
 石造りの円卓を掌で激しく叩き、声を荒げたのはヘラである。天神ゼウスの正妻にして結婚を司る美しくも気性の激しいこの女神が、夫が愛人レトとのあいだにもうけた双子をひどく嫌悪していることは、以前から誰もが承知していることだ。
「そうは言うがな、ヘラよ。あのふたり以外に相応しいものが居なかったのも事実だろう」
 豊かな髭をしごきながら、実兄である海神ポセイドンが宥める言葉を口にした。
「どちらにせよ、今さら言うことでもあるまい」
「ええ、過去を振り返るときではないわね。いま、あの子たちをどうすべきか、という話をしましょう」
 おっとりと地母神デメテルが言葉を添える。
 天にそびえるオリンポス山、雲を突き抜けたその山頂の宮殿に集まっているのは、世に言うところのオリンポス十二神の面々である。給仕の半神が円卓に並べたネクタルは十。二席の欠けは、他ならぬ十二神のうちの二柱が、現在俎上にあがっているからだ。
 太陽神にして予言の神アポロン。月の女神にして純潔の狩猟神アルテミス。ふたりは兄妹の情をこえて恋に落ちた。
 近親婚のタブーは神々にはない。現にヘラはゼウスの同腹の姉であり、同じく同腹のポセイドンとデメテルも子を生している。問題は太陽と月の恋が、古き予言で戒められている禁忌であったことだ。
 オリンポスの神々がこの世界に君臨するよりもっと昔、世界そのものをつくった女神の遺した予言である。
 アポロンが妹をさらい、思いを遂げようとしたそのとき、かれらの制御下にあるべき太陽の馬車と月の船が暴走した。二つの火の玉が融合し、そのエネルギーがまき散らされれば、世界は無事では済まなかったろう。それを止めたのはアテナ、アレスの両戦神であり、かれらに叱咤され理性を取り戻した当人たちだ。
「あの子たちはいま、どこに?」
 デメテルの問いに答えたのはそのアテナである。黒髪をきりりと結い上げた男装の智神はゼウスの右腕として、クロノスの娘息子である年かさの神々より一段下がる地位にありながらも、こうした裁きを取り仕切る立場にあった。
「離宮の、それぞれ別の部屋に」
「生ぬるい。牢にでも入れればいいものを」
 忌々しげに吐き捨てたヘラにアテナは淡々と付け加えた。
「ヘパイストスのしつらえた扉のある部屋です。牢よりもよほど強固かと」
 言い終え、確認を求めるように当のヘパイストスに視線を向ける。工芸を司るヘパイストスが手ずから作ったならば、それは神々をも拘束しうる強固なものだ。自身の息子でもある無口な男神の頷きを受け、ヘラは渋々引き下がった。
「……ああ、そう。ならばいいでしょう」
 代わりに口を開いたのはもうひとりのヘラの息子、戦神アレスだ。
「なあ、ヘパイストス。あんたのあの鎖で、あいつら捕まえとけばいいんじゃねえの?」
「ヘパイストスの鎖とは、以前におまえが捕らえられたあれか?」
「そう、そう」
 ポセイドンの問いに、アレスはあっけからんと笑う。
 ヘパイストスが正妻のアフロディテと間男のアレスをこらしめようと、寝室で睦みあう二人を鎖で捕らえて晒し者にしたのは、数百年前の話だ。その当時は辱めを受けたと烈火のごとく怒ったアレスだが、元来根に持たない性質である彼には、いまでは笑い話のひとつらしい。むしろヘパイストスの方がわだまかりが解けないようで、眉間に深い皺を刻んでむっつりと戦神を睨みつけた。
「……不可能ではないが」
「あの子たちを拘束し続けるということ? それは人間界に影響が大過ぎはしないかしら。特にアポロンの人気は相当なものですもの」
 頬に手を当ててデメテルがため息をつき、周囲の神々がその様子にやや複雑な目を向けた。溺愛する娘がハデスの妻として冥界に赴く冬の数ヶ月、デメテルはひどく塞ぎ込んで大地を潤す自身のつとめを放棄する。まさに人間界に多大な影響を及ぼしているその当人の言葉は、ある意味とても説得力があると言えなくもない。
「とりあえずさ~、本人たちの話もちょっとは聞いてやったら~?」
 緊張感のまるでない、場違いな声音で、半ば独り言のように呟いたのはディオニュソスだ。会議に呼ばれても我関せずと持ち込んだ葡萄酒を干すばかりの酒神に視線が集まる。光り輝くと賞される華やかなアポロンの美貌と対照的に、線が細くどこか退廃的な美しさを持つ年若の神は、青白い唇に皮肉げな笑みを浮かべた。
「十二神ってそういう権利があるんじゃないの。僕はどーでもいいけど」
 投げかけられた言葉に、列席者が口々に反応する。賛否両論にざわめいた場を制したのはゼウスだった。
「ディオニュソスの言うことにも一理あろう。まずはアポロンを呼ぶ。ヘルメス」
「はい!」
 伝令を司る青年神が身軽に立ち上がる。ヘルメスにとってアポロンは可愛がってくれる兄だ。ここまで口を挟まず会議の動向を見守ってはいたが、嬉しそうな表情が隠しきれていない。「逃がすなよ?」アレスの野次は、彼が盗賊の守護神でもある故だ。ニヤリと笑って「しませんよ!」と応じると、空を駆けるサンダルを履いた足で、まさに風のように飛び出していった。
 神々がネクタルで――もちろん、ディオニュソスは相も変わらず葡萄酒だ――口を潤した頃に、離宮まで往復したとは思えぬ早さでヘルメスが再び姿を現した。傍らにはアポロンを伴っている。
 議場がざわめいた。「なんとまあ……」小さく声を漏らしたのはポセイドンだったが、誰もが似たり寄ったりの感想を抱いたのは間違いがないだろう。
「な~んか、フンイキ変わったねぇ?」
 ふらりと立ち上がったディオニュソスが歩み寄り、手にした葡萄酒の杯をアポロンに押しつけた。「僕は嫌いじゃないけどさぁ」片眉を上げて受け取ったアポロンは、くいと一口で中身を空ける。小首を傾げてその様子を眺めた酒神は、なにやら楽しげな笑みを片頬に浮かべると、空になった酒杯を受け取り、またふらふらと自席に戻って行った。

短編「俺らの夏が終わった日。」

ものすごく久々の更新になりました。
2012年に別名義で別のところに公開した作品の収録になります。
ある日突然、スポーツものが書きたくなって突発的に。というほどにスポーツシーンがないんですけど。

バレーボール、ちょこっとだけやってたこともあって、大好きです。
ハイキュー! は大地さんが大好きです。(笑)


ここ2年近く、そっち(別名義)で二次創作やってました。
覆面作家企画参加以来、しばらくなーんも書けない状況だったので、リハビリ的な意味合いもかねて書いてみてます。二次を書いてるうちにまたオリジナルも書きたくなってきたので、またぼちぼち書いていけるといいなぁ、と思ってます。
やっぱりなんだかんだ、「書く」ということが好きなんだなぁなんて、今更実感していたり。


それから、「小説HTMLの小人さん」(http://htmldwarf.hanameiro.net/)のサポートを全面停止しました。中途半端にサポートの窓口をあけつつ、返信がろくに出来ていない状況が続いていましたので、きっぱり打ち切りとさせていただきました。
現存のツールはこれからも公開を止める予定はありませんが、修正やバージョンアップの予定はしばらくありません。
不具合やご不満等ありつつもそこそこ使えるものとして存在しているので、申し訳ないですが現状に妥協して使っていただければと思います。
余裕が出来れば、今の時代に合ったなにかをまた作っていきたいなと思いますが、しばらくプログラミングから離れてしまっているのでどうなりますやら……。




余談ですが、二次創作はT&BでBL中心で大人向けもあります(笑)
もしご興味ある方がいらっしゃいましたら、問い合わせていただければ。

NHK杯!

観ましたか観ましたか皆さん! NHK杯!!
小塚君の演技も良かったけど、ああも高橋君ー! 大ちゃーん! ブラボー! だいすきだー!!!
そんでもってあっこちゃんおめでとー!
そしてそして真央ちゃんが! ああもう涙出た! なんて美しいジャンプ。そして笑顔。もーだめだうれしい。佐藤コーチありがとうありがとう。

あしたの男子フリーも楽しみです!

フィギュアのシーズン、始まりましたね~

フィギュアスケートのシーズンが始まっていますね。

グランプリシリーズはNHK杯除きテレビ朝日での放送です。今年のテレ朝の放映は、個人的にはなかなかいいのではないかと思います。アイスダンス・ペアの地上波での放映がないのはまあ仕方ない面もあるとして、これまで男子シングルって女子シングルに比べて添えもの扱いだったことが多かったと思うのですが、今回ほぼ半々の放映時間を取ってくれていますよね。まあ、安藤選手は完全休養中、浅田選手は後半のNHK杯とスケートロシアに出場、ついでにキム・ヨナ選手もお休みで、トップ四選手揃い踏みの日本男子に比べて日本女子がちょっとさみしい状況というのはあるかもしれませんが。
まあ理由はどうあれ、男子シングルがフィギュアスケートの中でもいちばん好きなので、今年の放映状況は嬉しい限りです。(男子って深夜枠に追いやられたり、下手すると演技がダイジェスト版になっちゃったりするんだぜ、ありえん!!)

さて今年の日本男子のトップ4、高橋選手、織田選手、小塚選手、羽生選手。いやあ壮観な顔ぶれです。なかでも今年注目しているのは16歳、シニアデビュー2年目の羽生結弦選手! 昨年の華々しいシニアデビューから「これはすごい選手が出てきた」と感動しましたし、すらっと細いスタイルの中性的な容姿とか、華やかな衣装とか、高校1年とは思えない表現力の豊かさとかツボをことごとく突かれまくっていたのですが、今年のアイスショーの映像で3A-3Aのシークエンスを跳んでいるのを見てもう……やられました。なんなのこの子! 高橋君が不動の一位だった私の心の中の大好き日本男子ランキングが変動しそうな勢いです。ちなみに小塚君も争いに参戦してます。幸せすぎてどうしよう。

そんな羽生君ですが、中国杯、惜しかった! フリーの後半はもう画面の前でハラハラしまくってました。足に力が入らない様子に「もしや怪我!?」と心配したのですが、それはないようで良かった~。ラストのステップは解説の田村さんも「気持ちだけで動いてる」と言ってましたね。やっぱり昨年に続きフリーでのスタミナは課題かなあ。うまく体力を配分できるといいんでしょうが、いまの全力で突っ走るスタイルも好きです。若いんだしね!
ちょっと前の小塚君にも言えたことだと思いますが、いまの日本男子は層がめちゃくちゃ厚くて、若い綺羅星のような選手が出てきてもそれほどメディアが集中しないというのもいい環境だと思います。みんな仲いいしね~。バンクーバーの女子シングルの試合を男子3人が並んで国旗持って応援していたのが印象に残ってます。誰だったか、「アメリカで例えるとライサチェクとウィアーとアボットが並んで応援してるみたいなもん」という表現を見て吹きました。超ありえねぇ!(笑)

しかし男子シングルは今年もちょっとさみしいです。まあオリンピックが終わると世代交代するのはフィギュアの常とはいえ……バンクーバーの「豪華過ぎて誰が優勝するか全くわからん、表彰台候補が10人以上いる」という、なんかもう幸せすぎて泣きたくなる状況と比べちゃうと、なんというか……やっぱさみしい。もちろん若手はどんどん育ってると思うんですが、実力とともに強烈な個性のある選手が減ってる気がするのは……私がおばちゃんになったからかなー。現行の採点システムも原因としてあるような気がするんですけど。得点出せるパターンが決まり切っちゃってるから、競技で個性が出しづらいんじゃないのかなあ。むむう。

いや、なにはともあれ、今後の大会も楽しみにしております。
プロフィール

文月夕

Author:文月夕
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