ツイッターで呟いたEブロックの感想です。ネタバレは極力避けています。
【E01/魔石の彫金師】
アリエナはロバートの正体を知っていて腕輪を作ったのかな…。少女時代の希望に満ちたアリエナのエピソードがあるだけに、運命を受け入れる姿が悲しい。後半の抑えられた描写に静かな悲しみが満ちています。
【E02/逃亡者】
え、ちょ、待って、これで終わり!? どういうことなの……。家族関係には絶対フォローあるはず、と思って読んでいたのでかなりショックでした。でもこっちのほうがリアルな現実なのかもしれない。「母」という立場の人間としてはすごく胸が痛いです。
【E03/ピンク、黒、そして白】
女ともだちのリアルなありようを切り取った感じの話でした。彼氏も友人も確保したいというのはある意味当たり前の気持ちだしね。10代の少女らしい自己中心的な価値観を責めるのはたやすいけれども、あれだ、「子供責めるな来た道だ」だ。傷つけ傷つけられを繰り返して少女は大人になっていくのだな。20年後くらいに笑って話せる日が来るといい。
【E04/七日間の幽霊】
謎を謎のままぽんと放り投げられた居心地の悪さがあるのに、なんだか落ち着いてしまう読後感。ハッピーエンドの前に野暮は無用! 勇樹君との出会いは、きっと自殺するほど追いつめられた真理さんへの、神様からのプレゼントだったのでしょうね。
【E05/魔法】
私自身「次女」の立場なので、お姉ちゃんとの距離感にわかるわかると共感を覚えました。年の近い姉って目の上のたんこぶなんですよね。でも、「私」から見たお姉ちゃんはやっかみたくなるくらい出来のいいしっかり者なのだけど、そういうお姉ちゃんを「しっかりもののお姉ちゃん」たらしめてるのはたぶんこの妹の存在なのだろうなあ。
【E06/虹色の毒】
読んでいて強烈にカクテルが飲みたくなりました(笑)政志さん、は「友人」の名前でいいのかな? 話のスパイス的に次々と出てくるカクテルを眺めていたら後半でずらりと並べられて、ぱっと目の前が明るくなったよう。
【E07/海賊と白と菫】
彼はわかっていて彼女の乗る船を襲撃したのでしょうか。そうだといいな。たがいに(おそらく)相手の名も素性も知りながら、キャプテンレッドとヴィオレットとして会話する駆け引きのようなやり取りがスタイリッシュ。姫様海賊の素質あるわきっと。「来い、菫!」のひとことに惚れます。
【E08/漆黒の花】
非常にシンプルな作品。幼馴染との深刻さのかけらもないやりとりが逆に、この境地に至るまでふたりがどれほどのものを超えてきたのかと想像がふくらみます。
【E09/BUN-BORG】
善司に対するライムさんたちの絶妙な子供扱いっぷりが楽しい。大人の余裕でほほえましく可愛がってるんだろうな~。桜居くんのまっすぐなガキっぷりと善司くんのひねくれたガキっぷりの対比がなんかいいな。そのうち意気投合するんじゃないか、彼ら?
【E10/Queen in the dark】
これ好き!主人公が最初いやーな奴なだけに、気持ちが変わっていくさまにニヤニヤしてしまいます。結婚してから恋愛する男女のお話っていいよね! 王女様が健気でかわいくていじらしくてうふふとなります。私の中ではイアン王子は映画ナルニア2作目のエドマンドくん(←大好き)でした。(髪と目の色違うけど)お幸せにー!
【E11/赤い糸】
星新一のショートショートみたいですね。右手と左手の糸のつながる先は予想できたけどその先のオチにぞくり。このあと男がどうなるのか、想像すると怖いです。
【E12/錆色モノクローム】
グワンは結局何者だったのだろう?戦闘シーンに気合が入っていて、独特な擬音を駆使した表現に異形の戦いの雰囲気が感じられました。作者さんはバトルものが本筋かな?
アリエナはロバートの正体を知っていて腕輪を作ったのかな…。少女時代の希望に満ちたアリエナのエピソードがあるだけに、運命を受け入れる姿が悲しい。後半の抑えられた描写に静かな悲しみが満ちています。
【E02/逃亡者】
え、ちょ、待って、これで終わり!? どういうことなの……。家族関係には絶対フォローあるはず、と思って読んでいたのでかなりショックでした。でもこっちのほうがリアルな現実なのかもしれない。「母」という立場の人間としてはすごく胸が痛いです。
【E03/ピンク、黒、そして白】
女ともだちのリアルなありようを切り取った感じの話でした。彼氏も友人も確保したいというのはある意味当たり前の気持ちだしね。10代の少女らしい自己中心的な価値観を責めるのはたやすいけれども、あれだ、「子供責めるな来た道だ」だ。傷つけ傷つけられを繰り返して少女は大人になっていくのだな。20年後くらいに笑って話せる日が来るといい。
【E04/七日間の幽霊】
謎を謎のままぽんと放り投げられた居心地の悪さがあるのに、なんだか落ち着いてしまう読後感。ハッピーエンドの前に野暮は無用! 勇樹君との出会いは、きっと自殺するほど追いつめられた真理さんへの、神様からのプレゼントだったのでしょうね。
【E05/魔法】
私自身「次女」の立場なので、お姉ちゃんとの距離感にわかるわかると共感を覚えました。年の近い姉って目の上のたんこぶなんですよね。でも、「私」から見たお姉ちゃんはやっかみたくなるくらい出来のいいしっかり者なのだけど、そういうお姉ちゃんを「しっかりもののお姉ちゃん」たらしめてるのはたぶんこの妹の存在なのだろうなあ。
【E06/虹色の毒】
読んでいて強烈にカクテルが飲みたくなりました(笑)政志さん、は「友人」の名前でいいのかな? 話のスパイス的に次々と出てくるカクテルを眺めていたら後半でずらりと並べられて、ぱっと目の前が明るくなったよう。
【E07/海賊と白と菫】
彼はわかっていて彼女の乗る船を襲撃したのでしょうか。そうだといいな。たがいに(おそらく)相手の名も素性も知りながら、キャプテンレッドとヴィオレットとして会話する駆け引きのようなやり取りがスタイリッシュ。姫様海賊の素質あるわきっと。「来い、菫!」のひとことに惚れます。
【E08/漆黒の花】
非常にシンプルな作品。幼馴染との深刻さのかけらもないやりとりが逆に、この境地に至るまでふたりがどれほどのものを超えてきたのかと想像がふくらみます。
【E09/BUN-BORG】
善司に対するライムさんたちの絶妙な子供扱いっぷりが楽しい。大人の余裕でほほえましく可愛がってるんだろうな~。桜居くんのまっすぐなガキっぷりと善司くんのひねくれたガキっぷりの対比がなんかいいな。そのうち意気投合するんじゃないか、彼ら?
【E10/Queen in the dark】
これ好き!主人公が最初いやーな奴なだけに、気持ちが変わっていくさまにニヤニヤしてしまいます。結婚してから恋愛する男女のお話っていいよね! 王女様が健気でかわいくていじらしくてうふふとなります。私の中ではイアン王子は映画ナルニア2作目のエドマンドくん(←大好き)でした。(髪と目の色違うけど)お幸せにー!
【E11/赤い糸】
星新一のショートショートみたいですね。右手と左手の糸のつながる先は予想できたけどその先のオチにぞくり。このあと男がどうなるのか、想像すると怖いです。
【E12/錆色モノクローム】
グワンは結局何者だったのだろう?戦闘シーンに気合が入っていて、独特な擬音を駆使した表現に異形の戦いの雰囲気が感じられました。作者さんはバトルものが本筋かな?
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