ツイッターで呟いたBブロックの感想です。一部変更あり。ネタバレは極力避けていますが結末に触れるものもあります、ご注意ください。
【B01/ヘブンリー・ブルーはここにある】
今回初読で最も衝撃を受けた作品です。作者さんのこのバランス感覚すごいわあ。真正面から書いたら重たくなる題材が同人者にすることで実に軽やか。良かったねって笑える結末になってますよね。しかしこれ、自分で薄い本出してる人が書いたんじゃなきゃびっくりだ。CMYK…
【B02/アオの空】
神様、大盤振る舞いですね。こんなことしょっちゅうやってるはずもないだろうから、最後の願いを迷いなくお嬢さんのために使ったアオに心動かされたのかな。とても優しい話でした。
【B03/グリーンサイン・レッドサイン】
すっごいはらはらしながら読みました。ツキナとユノが無事でよかったです。存在を賭してツキナを守ろうとしたHMはけなげだけど、まだ自我が幼い印象があって、これが変な方向に発露したらものすごく怖い話になるんじゃないか、とも思ってしまいました。
【B04/ラッキーデイ】
わはははは。楽しい! 黒猫騎士と犬皇帝&取り巻きの真面目ケモノファンタジーと、高木君川島さんの現代ラブコメ、混ぜると危険(主にわんわんズが)。喋る犬猫という非常事態にプロ(笑)の対処ができるくせに、憧れの川島さん登場に超わたわたしちゃうんですね高木くん。ファンタジー世界を乗り切った勢いで恋もがんばれー。
【B05/シキ、若しくは渇いた刑場】
かつて田舎の私塾で師弟の関係だったふたりが、政治犯とそれを処刑(介錯)する獄吏として再会した……ということなのでしょうか? 無表情に己の務めを果たしたのだろう明英のこれからに、新しい物語を予感させます。中国風の世界観にときどき混じるカタカナ言葉や現代的な単語が不思議な雰囲気。
【B06/金紫の衣をその身に纏いて】
医局研究者が女王の夫に決まったのは家柄か政治バランスか野心のなさを買われたか、本人の資質以外のファクターが大きそうで、だからこそ彼は実力を証立てせずにいられなかったのかなあなどと想像してしまいました。強気でかわいい女王様と末長くお幸せに。
【B07/月の海から】
珊瑚ちゃんが可愛い。人魚というので最初なんとなく十代後半のイメージだったのですが、よく読んだら「あどけなさの残る」なんですね。12歳くらいかなあ。最初と最後に出てくる手遊びの交流が効いてますね。きらきらはじける色のイメージがきれいな作品。
【B08/色鬼】
懐かしいです、色鬼。うちの子供たちも時々やっております。色の和名が好きなのでもっと色々出してくれると嬉しかったのだけど、それだと前半が重くなりすぎでしょうか。ほのぼのしたやりとりから赤錆色へぐるりと回す展開はお見事の一言。「そらいろ」が「天色」「空色」なのが深いですね。
【B09/蝶の記憶】
嵐のような人生を駆け抜けて逝ってしまった「彼女」と、ひらひらと舞う揚羽蝶の姿が重なります。夏の日の言葉少ななやり取りでわかりあえたのは親友と呼べた間柄ならではなのでしょう。願わくは残された子が幸せな人生を歩めますよう。
【B10/Clear】
なんとも不思議なお話でした。青色と赤色の間に副官になったのかな?それとも始まりから彼女の立場はそこなのでしょうか。黒騎士が「」つきで語れるのは幕間といったところかしら。メイアとクレアは明と暗?なかなか良き夫婦になりそうな二人です。
【B11/カウントダウンは始まった】
こっ、怖いよ怖いよー。読みながらちらほらと感じていた違和感のピースが、終盤で全てかちりとはまって見える絵といったら……!決戦の日曜日、彼女はミネストローネとともに何を彼に食べさせるのかな……。
【B12/黒鍵のエチュード】
鍵盤!鍵、盤、ああなるほどー!すっかり騙されましたはい。直接的な描写はほぼないのに、上質な官能の香りがそこはかとなく漂うのはなぜだろう。ああ、私も物語を終わらせなければ。
今回初読で最も衝撃を受けた作品です。作者さんのこのバランス感覚すごいわあ。真正面から書いたら重たくなる題材が同人者にすることで実に軽やか。良かったねって笑える結末になってますよね。しかしこれ、自分で薄い本出してる人が書いたんじゃなきゃびっくりだ。CMYK…
【B02/アオの空】
神様、大盤振る舞いですね。こんなことしょっちゅうやってるはずもないだろうから、最後の願いを迷いなくお嬢さんのために使ったアオに心動かされたのかな。とても優しい話でした。
【B03/グリーンサイン・レッドサイン】
すっごいはらはらしながら読みました。ツキナとユノが無事でよかったです。存在を賭してツキナを守ろうとしたHMはけなげだけど、まだ自我が幼い印象があって、これが変な方向に発露したらものすごく怖い話になるんじゃないか、とも思ってしまいました。
【B04/ラッキーデイ】
わはははは。楽しい! 黒猫騎士と犬皇帝&取り巻きの真面目ケモノファンタジーと、高木君川島さんの現代ラブコメ、混ぜると危険(主にわんわんズが)。喋る犬猫という非常事態にプロ(笑)の対処ができるくせに、憧れの川島さん登場に超わたわたしちゃうんですね高木くん。ファンタジー世界を乗り切った勢いで恋もがんばれー。
【B05/シキ、若しくは渇いた刑場】
かつて田舎の私塾で師弟の関係だったふたりが、政治犯とそれを処刑(介錯)する獄吏として再会した……ということなのでしょうか? 無表情に己の務めを果たしたのだろう明英のこれからに、新しい物語を予感させます。中国風の世界観にときどき混じるカタカナ言葉や現代的な単語が不思議な雰囲気。
【B06/金紫の衣をその身に纏いて】
医局研究者が女王の夫に決まったのは家柄か政治バランスか野心のなさを買われたか、本人の資質以外のファクターが大きそうで、だからこそ彼は実力を証立てせずにいられなかったのかなあなどと想像してしまいました。強気でかわいい女王様と末長くお幸せに。
【B07/月の海から】
珊瑚ちゃんが可愛い。人魚というので最初なんとなく十代後半のイメージだったのですが、よく読んだら「あどけなさの残る」なんですね。12歳くらいかなあ。最初と最後に出てくる手遊びの交流が効いてますね。きらきらはじける色のイメージがきれいな作品。
【B08/色鬼】
懐かしいです、色鬼。うちの子供たちも時々やっております。色の和名が好きなのでもっと色々出してくれると嬉しかったのだけど、それだと前半が重くなりすぎでしょうか。ほのぼのしたやりとりから赤錆色へぐるりと回す展開はお見事の一言。「そらいろ」が「天色」「空色」なのが深いですね。
【B09/蝶の記憶】
嵐のような人生を駆け抜けて逝ってしまった「彼女」と、ひらひらと舞う揚羽蝶の姿が重なります。夏の日の言葉少ななやり取りでわかりあえたのは親友と呼べた間柄ならではなのでしょう。願わくは残された子が幸せな人生を歩めますよう。
【B10/Clear】
なんとも不思議なお話でした。青色と赤色の間に副官になったのかな?それとも始まりから彼女の立場はそこなのでしょうか。黒騎士が「」つきで語れるのは幕間といったところかしら。メイアとクレアは明と暗?なかなか良き夫婦になりそうな二人です。
【B11/カウントダウンは始まった】
こっ、怖いよ怖いよー。読みながらちらほらと感じていた違和感のピースが、終盤で全てかちりとはまって見える絵といったら……!決戦の日曜日、彼女はミネストローネとともに何を彼に食べさせるのかな……。
【B12/黒鍵のエチュード】
鍵盤!鍵、盤、ああなるほどー!すっかり騙されましたはい。直接的な描写はほぼないのに、上質な官能の香りがそこはかとなく漂うのはなぜだろう。ああ、私も物語を終わらせなければ。
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